• 本

敗戦後論

ちくま文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-480-42156-2
4-480-42156-4
税込価格 1,045円
頁数・縦 362P 15cm

商品内容

要旨

「戦後」とは何か?敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」た国のあり方から、われわれはどのような可能性を受けとるべきなのか?自国の戦死者300万への弔いが先か、被侵略国の犠牲者2000万への謝罪が先か。発表後、大きな反響を巻き起こしたラディカルな議論の原点が、戦後60年経ったいま、ここに、文庫で蘇る。「靖国」問題や「政治と文学」について考えるための、この先の指針となる基本書。

目次

敗戦後論(戦後の起源
ねじれと隠蔽
分裂の諸相 ほか)
戦後後論(太宰治と戦後
文学とは何か
戦後以後)語り口の問題(ハンナ・アーレント
素描―戦後の歪み
『イェルサレムのアイヒマン』 ほか)

著者紹介

加藤 典洋 (カトウ ノリヒロ)  
1948年山形県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。国会図書館勤務、明治学院大学教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授。文芸評論家。文学の可能性を押し広げるべく、果敢な批評活動を展開し続けている。著書に『言語表現法講義』(第10回新潮学芸賞受賞、岩波書店)、『テクストから遠く離れて』(『小説の未来』とともに第7回桑原武夫学芸賞受賞、講談社)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)