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ゴーストライター論

平凡社新書 772

出版社名 平凡社
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-582-85772-6
4-582-85772-8
税込価格 814円
頁数・縦 199P 18cm

商品内容

要旨

出版界において、その存在なしには本づくりが成立しないともいわれる「ゴーストライター」。その実態はいかなるものなのか。佐村河内事件をスクープする一方で、多くの「ゴーストライティング」を手掛けてきた大宅賞作家が知られざる職人技の世界を描く。

目次

第1章 人はなぜゴーストライターになるのか(クリエイターとしての根源的な喜び―新垣隆の創作現場
他者の「主観」で文章を紡ぐ喜び
未知のジャンルに入っていく喜び)
第2章 「他者」の人生をデザインする―本人が自覚していない人格を掘り起こす(『成りあがり』はいかに生まれたか
伝えたいことを「商品」にする
デッサンを積み重ねる
編集者冥利の作品)
第3章 出版界のビジネスモデルのなかで(出版界の現状
編集者から見たライターの条件
「著者」がライターと共に本を出すということ)
第4章 ブックライターの仕事術(多彩な文章力と構成力を身につける
自分をプロデュースする
企画を通すには)
第5章 トラブルを事前に防ぐ(泣き寝入りをしないために
よくある失敗事例
著作権の流れ)

著者紹介

神山 典士 (コウヤマ ノリオ)  
1960年埼玉県生まれ。96年、『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。2014年、「週刊文春」で作曲家・佐村河内守氏のゴーストライター問題をスクープし、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)、第21回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞を受賞。個人事務所(株)バザール(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)