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われらのジョイス 五人のアイルランド人による回想

出版社名 みすず書房
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-622-07477-9
4-622-07477-X
税込価格 3,520円
頁数・縦 193P 20cm

商品内容

要旨

本書は、五人のアイルランド人によるジョイス回想記である。編著者のオコナーはジョイスと同じユニヴァーシティ・コレッジを卒業し、弁護士・文筆業で活躍している。五人はそれぞれ、ダブリンの学生時代、『フィネガンズ・ウェイク』のパリ時代、チューリヒの死期間近の作家を生き生きと描いている。小著ながら本書には、エルマンの大著『ジョイス伝』に洩れている事実もあり、有益かつ貴重な記録となっている。いかにも運動音痴に見えるジョイスが泳ぎの名手であり、かなり熱狂的なラグビー・ファンであったことなどは初耳であろう。他にも細部に新発見があり、アイルランドに深く関わったジョイス文学への魅力的な道案内となっている。

目次

ユージン・シーヒー(一八八三‐一九五七)
ウィリアム・ファロン(一八八一‐一九五八)
パードリック・コラム(一八八一‐一九七二)
アーサー・パワー(一八九一‐一九八四)
ショーン・レスター(一八八八‐一九五九)

出版社
商品紹介

学生時代からパリ時代、さらに死の直前のジョイスを回想。意外な側面がつづられ、人間ジョイスとその文学を知る格好の1冊。

著者紹介

オコナー,ユーリック (オコナー,ユーリック)   O’Connor,Ulick
1928年、アイルランド・ダブリン郊外ラスガーに生まれる。ユニヴァーシティ・コレッジ・ダブリンおよびアメリカ・ニューオーリンズのロヨラ大学に学ぶ。法曹界で活躍したあと文筆業に転じ、詩、伝記、戯曲、評論、アイルランド史等の各分野で多彩な執筆活動を行う。ボクサー、ラグビー選手としても知られる
宮田 恭子 (ミヤタ キョウコ)  
1934年、石川県に生まれる。東京大学教養学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程を修了。元玉川大学教授。1964年、「アイリス・マードック『鐘』試論」によりシェイクスピア賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)