完本太宰と井伏 ふたつの戦後
講談社文芸文庫 かP4
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2019年5月 |
ISBNコード |
978-4-06-516026-8
(4-06-516026-X) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 266P 16cm |
商品内容
要旨 |
「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」(「ヴィヨンの妻」)。四度の自殺未遂を経て、一度は生きることを選んだ太宰治は、戦後なぜ再び死に赴いたのか。師弟でもあった二人の文学者の対照的な姿から、今に続く「戦後」の核心を鮮やかに照射する表題作に、そこからさらに考察を深めた論考を増補した、本格文芸評論の完本。 |
---|---|
目次 |
太宰と井伏―ふたつの戦後 |
おすすめコメント
一度は生着ることを選んだ太宰治はなぜ、戦後ふたたび死に赴いたのか。師弟でもあった二人の作家の対峙から、戦後の核に迫る本格評論