中国の異民族支配
集英社新書 0499
出版社名 | 集英社 |
---|---|
出版年月 | 2009年6月 |
ISBNコード |
978-4-08-720499-5
(4-08-720499-5) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 235P 18cm |
商品内容
要旨 |
孫文、蒋介石、毛沢東…。中国近現代史に登場したキーパーソンの言葉を検証して、中国の異民族支配の根底にある、清朝以前から変わらない華夷秩序構造をあぶりだす。そこには、異民族を排斥する「華夷之辨」と、異民族をも併せ呑む「大一統」というふたつのバリエーションがあった。後者の流れをくむ「大家庭」の概念のもと、中国の多民族は一つというコンセプトをもって、異民族を支配しつづける現代中国。チベット、ウイグルなどでは漢民族の入植が進み、異民族の文化は危機にさらされている。報道統制を潜り抜け、民族蜂起、独立運動を背景としたテロ事件が散発的に伝えられるいま、その支配論理の根源を探る。 |
---|---|
目次 |
第1章 「華夷之辨」と「大一統」―排外と融和の中華思想 |
出版社・メーカーコメント
近現代史から読み解く中華思想と民族問題!孫文、蒋介石、毛沢東といった中国近現代史における重要人物の民族問題に関する発言を丹念に検証。中国の異民族支配に通底する中華思想を読み解く。現代中国を理解するための必読の書。