• 本

生き屏風

角川ホラー文庫 Hた2−1

出版社名 角川書店
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-04-392301-4
4-04-392301-5
税込価格 524円
頁数・縦 182P 15cm

商品内容

文学賞情報

2008年 第15回 日本ホラー小説大賞・短編賞 2011年18回にて短編賞終了受賞

要旨

村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき―。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

おすすめコメント

不思議な魅力に満ちた異世界を描く、第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作村の酒屋の死んだはずの奥方が、あの世から戻ってきて家の屏風に取り付いてしまった。村はずれに住む妖鬼の皐月は、屏風の奥方の相手をして、退屈を紛らわしてほしいと頼まれ、しぶしぶ出かけていったのだが――。

著者紹介

田辺 青蛙 (タナベ セイア)  
1982年大阪府生まれ。オークランド工科大学卒業。2006年、第4回ビーケーワン怪談大賞で佳作となり、『てのひら怪談』に短編が収録される。08年、第15回日本ホラー小説大賞短編賞を「生き屏風」で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)