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父のこと

中公文庫 よ5−12

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-12-206453-9
4-12-206453-8
税込価格 946円
頁数・縦 290P 16cm

商品内容

要旨

戦後日本の礎を築いたワンマン宰相・吉田茂、その長男である文士・健一。著者はこの父といかに接し、どのように見てきたのか。日常生活の回想から吉田内閣論まで、著作集未収録を含む父をめぐる全エッセイを収める。さらに父子が忌憚なく語り合った長篇対談「大磯清談」を併録。

目次

1 父のこと母のこと(吉田健一)(父の読書
馬とワンマン親爺
父のスケッチ
父に就て
父のこと ほか)
2 大磯清談(吉田茂×吉田健一)(日本的人権
穴のあいた白タビ
ジャーナリズム瞥見
外交的な感覚
日本の反米思想 ほか)
巻末エッセイ 祖父と父(吉田暁子)

おすすめコメント

ワンマン宰相はワンマン親爺だったのか。長男である著者の吉田茂に関する全エッセイと父子対談「大磯清談」を併せた待望の一冊。巻末エッセイ・吉田暁子【吉田茂没後50年記念出版】

著者紹介

吉田 健一 (ヨシダ ケンイチ)  
1912年(明治45)、東京に生まれる。吉田茂元首相の長男。暁星中学を卒業ののち、英国ケンブリッジ大学に学ぶ。ロレンス。ヴァレリー等、英仏にわたる翻訳、文芸批評、小説など多彩な文筆活動を行う。『シェイクスピア』『瓦礫の中』で読売文学賞、『日本について』で新潮社文学賞、『ヨオロッパの世紀末』で野間文芸賞を受賞。1977年(昭和52)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)