• 本

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

出版社名 ハーパーコリンズ・ジャパン
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-596-55122-1
4-596-55122-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 390P 20cm

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要旨

1997年に米国で刊行された『イノベーションのジレンマ』(邦訳2000年、翔泳社)は、単行本として初めて「破壊的イノベーション」の概念を提示、イノベーション論のバイブル的存在となっている。同書はハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・M・クリステンセン教授の初の著作だが、同教授は同書をベースに、実際に企業がイノベーションを実践するにあたっての理論的枠組み「ジョブ理論」の研究を進めた。20年以上の歳月を経て確立した同理論を詳細に、わかりやすく解説したのが本書である。ジョブ理論とは、イノベーションやマーケティングの鍵を「顧客が片づけたいジョブ」にあるとし、それを解決するのに必要なモノやサービスを「雇用」する、という考え方。本書では、豊富な例を挙げながら、ジョブの見つけ方からそれを生かすのに最適な組織のあり方までを実践的に解説している。主著者のクリステンセン氏は現在ハーバード・ビジネス・スクールのキム・B・クラーク記念講座教授。経営コンサルタント会社イノサイトを含む四つの会社の共同創業者でもある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年07月28日]

商品内容

要旨

イノベーションの成否を分けるのは、顧客データや(この層はあの層と類似性が高い。顧客の68%が商品Bより商品Aを好むetc.)、市場分析、スプレッドシートに表れる数字ではない。鍵は“顧客の片づけたいジョブ(用事・仕事)”にある。世界で最も影響力のある経営学者が、人がモノを買う行為そのもののメカニズムを解き明かす、予測可能で優れたイノベーションの創り方。

目次

この本を「雇用」する理由
第1部 ジョブ理論の概要(ミルクシェイクのジレンマ
プロダクトではなく、プログレス
埋もれているジョブ)
第2部 ジョブ理論の奥行きと可能性(ジョブ・ハンティング
顧客が言わないことを聞き取る
レジュメを書く)
第3部 「片づけるべきジョブ」の組織(ジョブ中心の統合
ジョブから目を離さない
ジョブを中心とした組織
ジョブ理論のこれから)

著者紹介

クリステンセン,クレイトン・M. (クリステンセン,クレイトンM.)   Christensen,Clayton M.
ハーバード・ビジネス・スクールのキム・B・クラーク記念講座教授。9冊の書籍を執筆し、ハーバード・ビジネス・レビュー誌の年間最優秀記事に贈られるマッキンゼー賞を5回受賞。イノベーションに特化した経営コンサルタント会社イノサイトを含む、4つの会社の共同創業者でもある。「最も影響力のある経営思想家トップ50」(Thinkers50、隔年選出)の2011年と2013年の1位に選出
ホール,タディ (ホール,タディ)   Hall,Taddy
ケンブリッジ・グループのプリンシパルで、ニールセン社のブレークスルー・イノベーション・プロジェクトのリーダーを務める
ディロン,カレン (ディロン,カレン)   Dillon,Karen
ハーバード・ビジネス・レビュー誌の元編集者。コーネル大学・ノースウエスタン大学メディル・ジャーナリズム学院卒業。2011年、アショカ財団によって世界で最も影響力のある女性のひとりに選出される
ダンカン,デイビッド・S. (ダンカン,デイビッドS.)   Duncan,David S.
イノサイト社のシニア・パートナー。イノベーション戦略および成長に関する先進の研究者兼アドバイザー。デューク大学卒、ハーバード大学で物理学の博士号取得
依田 光江 (ヨダ ミツエ)  
お茶の水女子大学卒。外資系IT企業勤務を経て翻訳の道へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)