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成功する里山ビジネス ダウンシフトという選択

角川新書 K−146

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-04-082151-1
4-04-082151-3
税込価格 880円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

現代は下り坂の時代。モノ消費からコト消費へ。投網漁型から一本釣り型へ。中央集権型から地方密着型へ。時代の変化とともに独自のスタイルで歩み始めた人々の、暮らし、仕事、想い。次の時代の生き方がここにある。

目次

第1章 地域資源を経済化する―小布施町と葛飾北斎と一人出版社
第2章 課題あるところにビジネスが生まれる―課題先進国の文化戦略・平田オリザの下山的生き方
第3章 移住という選択〜価値をずらす、再発見する―移住者が新しい価値を創出する新潟県岩室温泉
第4章 みみずの視点の町おこし〜複業、継業、プチ起業―地中を深く掘り返す「みみず」。仕事を掛け持ち、継ぎ、起こす
第5章 懐かしい未来を先取りした町―瀬戸内国際芸術祭と小豆島。町の高齢者が変わった
第6章 積極的下層市民の誕生―経済よりも子育て、生き甲斐、誇りを優先する人々
第7章 辺境からの革命〜地方から中央へのイノベーション―島根県隠岐郡海士町に集まる人材、若さ、エネルギー

おすすめコメント

明治維新期の人口約3000万人から2006年のピーク時に1億2800万人へ(約4倍)。そして今度は次の100年で人口約4000万人(約3分の1)へと、物凄い上り坂と下り坂を経験している日本人。人口1億人以上の大国でこんな上りと下りを経験するのは、人類史上現代に生きる日本人だけなのだそうです。つまりこの人口減少が続く「下山の時代」の生き方には、まだ正解がない。ロールモデルがない。そういう時代を私たちは暗中模索で生きています。本書は、そういう時代を「見える化」し、各地でこの時代に相応しい生き方働き方考え方をしている人たちを詳細に取材しています。例:「長野県小布施〜地域DNAをビジネス化する」「課題あるところにビジネスが生れる〜平田オリザ」「移住という選択〜新潟市岩室温泉」 「複業、継業、みみずの視点の町おこし、福岡県津屋崎」「懐かしい未来探し〜小豆島」「積極的下層市民〜千葉匝瑳市」「小さな明治維新〜島根県海士町」 時代の変化とともに独自のスタイルで歩み始めた人々の、暮らし、仕事、想い。次の時代の生き方がここにはあります。

著者紹介

神山 典士 (コウヤマ ノリオ)  
1960年埼玉県入間市生まれ。信州大学人文学部卒業。96年『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』にて第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。14年「佐村河内守事件」報道により、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)