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小林一三は宝塚少女歌劇にどのような夢を託したのか

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-623-07998-8
4-623-07998-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 268,13P 20cm

商品内容

要旨

もともとプールとして設計された設備を、劇場に転用した苦肉の策からはじまったと言われる宝塚少女歌劇団。阪急電鉄の経営にたずさわった小林一三は、さまざまな仕掛けやアトラクションで鉄道事業を成功に導こうとした。箕面動物園、こども博覧会、お伽芝居といった次々打ち出された娯楽を人々はいかに享受したのか、宝塚少女歌劇にいたるまでの沿線開発の歩みを当時の世相と共にたどり、明治・大正の文化史の一場面を活写する。

目次

プロローグ
1 最も有望なる電車
2 箕面有馬電気軌道電車の発車
3 箕面動物園の開園
4 山林こども博覧会
5 巌谷小波の演劇活動
6 大阪お伽芝居と高尾楓蔭
7 翠香殿のにぎわい
8 宝塚新温泉のオープン
9 宝塚パラダイスと少女歌劇のはじまり
10 宝塚少女歌劇の上演
エピローグ―あとがきにかえて

著者紹介

伊井 春樹 (イイ ハルキ)  
1941年愛媛県生。広島大学大学院博士課程修了、文学博士。大阪大学大学院教授、国文学研究資料館館長を経て、大阪大学名誉教授、愛媛県歴史文化博物館名誉館長ほか、公益財団法人阪急文化財団理事・館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)