
戦争の記憶をさかのぼる
ちくま新書 552
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2005年8月 |
ISBNコード |
978-4-480-06252-9
(4-480-06252-1) |
税込価格 | 814円 |
頁数・縦 | 248P 18cm |
商品内容
文学賞情報 |
2006年
第14回
やまなし文学賞・研究評論部門受賞 |
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要旨 |
二〇〇五年八月で敗戦から六〇年を迎える。六〇年とは、ほぼ二世代の年月だ。子へ孫へと“戦争の記憶”というバトンはきちんと手渡されているだろうか。本書は湾岸戦争以後、アフガン戦争、イラク戦争と続く現代の戦争空間を視野に収めながら、「当時者意識の希薄化」という危機感のもとに、アジア太平洋戦争を私たちがどのように記憶し、あるいは忘却してきたのかを検証する。戦後五〇年から戦後一〇年まで、文学者、新聞メディアの言説をさかのぼり、一九四五年八月の敗戦をまたいだ詩人・高村光太郎の戦中・戦後に焦点を合わせ、戦争の記憶をリセットする力に対峙する思考をさぐる。 |
目次 |
序章 記憶のレッスン |