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ゴジラとエヴァンゲリオン

新潮新書 677

出版社名 新潮社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-10-610677-4
4-10-610677-9
税込価格 792円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

戦後日本における特撮とアニメの最高峰―それがゴジラとエヴァンゲリオンだ。異形の怪物はどのように生み出されたのか。なぜ大衆の心をつかんだのか。製作者たちの過酷な戦争体験はどう作品に反映されたのか。庵野秀明監督と「ゴジラ」をつなぐ線とは何か。なぜオタクたちは「エヴァンゲリオン」に熱狂するのか。日本SF大賞受賞の著者が、作品への深い愛情と膨大な資料をもとに、鬼才たちの企みを解き明かす。

目次

第1章 ゴジラ―核と敗戦の怪獣(特撮映画の代表作『ゴジラ』
特撮といえば戦争映画、円谷といえば飛行機 ほか)
第2章 増殖する怪獣―スター化するゴジラ(大阪にゴジラを誘致した『ゴジラの逆襲』
第一作と第二作の揺らぎ、そして七年間の沈黙 ほか)
第3章 エヴァンゲリオン―ロボット・人造人間・オタクの物語(オタク文化の集大成としての『エヴァ』
放送前に、庵野秀明は製作意図をどう語ったか ほか)
第4章 再構築されるエヴァ―錬金術・終末論・庵野秀明の作家性(作り手の状況を晒け出した最終二話
TV版最終二話はなぜ生まれたか ほか)
第5章 ゴジラとヱヴァ―その反復と再生(一九八四年―『ゴジラ』復活
平成シリーズ バイオ時代のゴジラ ほか)

おすすめコメント

誕生の秘密や鬼才たちの企みが、いま明らかに! ゴジラは、なぜ皇居を迂回したのか? エヴァは何度世界を破滅させるのか? 作品への深い愛情と膨大な資料から、「日本SF大賞」受賞者によりスリリングに展開される最高の謎解き。

著者紹介

長山 靖生 (ナガヤマ ヤスオ)  
1962(昭和37)年茨城県生まれ。著述家。歯学博士。鶴見大歯学部卒。様々なテーマの評論、時評を手掛ける。96年『偽史冒険世界』で大衆文学研究賞受賞。2010年『日本SF精神史』で日本SF大賞と星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)