• 本

ほかに踊りを知らない。

東京日記 2

出版社名 平凡社
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-582-83379-9
4-582-83379-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 151P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 『東京人』連載日記の単行本化第二弾。語感がよいな。のどにひっかかった秋刀魚の骨が、一晩経ってから出て来たとき、川上さんはなんとのどのお肉に感謝する。「肉さま、ありがとうごぜえます」。ここの部分、つっかえていたモノがとれた爽快感の表現がいい。半分に割った栗を割り箸の先でほじくってできた粉末を、乾いた耳くそと形容する。豊かな言葉っていいな、と感心しながらも、相変わらず爆笑間違いなしの1冊である。 (のり)

    (2008年2月24日)

商品内容

要旨

たんたんと、時にでこぼこ、どこかシュールに、日々は流れる―。五分の四(くらい)はホントだよ。カワカミさんの日記、続いてます。

目次

つらい気持ち。
あしのうらが扁平。
三人。
シュール。
尾篭な話。
どうかね。
ばかかも。
ほめてくれる。
夜の法事。
ぽそ。〔ほか〕

出版社
商品紹介

不思議で可笑しく、ちょびっと切ない、カワカミさんの人気の日記、続いてます。2004年〜2007年分を収録。

おすすめコメント

「某月某日ひよこの夢をみる。大きなひよこ十羽ほどにのしかかられる夢である。」……不思議で可笑しく、ちょびっと切ない、カワカミさんの人気の日記、続いてます。2004?2007年分を収録。

著者紹介

川上 弘美 (カワカミ ヒロミ)  
作家。一九五八年、東京都生まれ。著書に、『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞受賞)、『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)