
不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か
光文社新書 233
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2005年12月 |
ISBNコード |
978-4-334-03333-0
(4-334-03333-4) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 240P 18cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
この本の題名を考えた編集者に脱帽である。中身はともあれ、この題名で本書を手に取りパラパラと中をめくり・・・・・結構売れてるのではないだろうか。まず題名で勝負アリである。中身は題名からすると、的はずれのような感はなきにしもあらずだが、現代の教育の問題点から、勉強する事とは、と基本的な問いかけに、著者が具体的に倫理、歴史、自然科学を解いている。最近、社会問題化している、学歴の格差社会(高学歴の親の子は一般に有名と言われる大学に入っていく)に多くの頁を割いている。著者の広い知識から解かれる問題点、論理構成にも学ばされる。また子供が恐竜の名前を大人が驚くくらい沢山覚えているくらいだから、論語でも暗記させれば、のちのち、人生の転換点で思わぬ効果を与えるのではないか、は傾聴に値すると思う。この機会にこのような本を読んで自分の頭を刺激するのもよいだろう。(たか)
(2006年1月21日)
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商品内容
要旨 |
四〇歳を過ぎた。親として子に何かを教えようとしたとき、ふと、自分の生きざまを問われ、恥じ入りたい気持ちになる。子供に読んでやる文章が、自分自身の身にしみる。この年になってやっと、本当の勉強の意味に気付いた気がする―。学力低下不安から、子供にお勉強をさせることは、一種のブームと言える盛り上がりを見せている。しかし現在の日本人の不勉強ぶりは、子供にお勉強をさせればいいというレベルをとうに超えている。自戒を込めて言えば、すでに大人からしてダメである。本書は、凡庸な親が自分も勉強しなくてはならないと考え、しかし何をどうやって学ぶべきか、そもそも勉強とは何だっけ、といった事柄を、国語・倫理・歴史・自然科学といった広い分野にわたって思い悩むドキュメントである。 |
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目次 |
序章 不勉強社会ニッポンの現実 |
おすすめコメント
凡庸な親が子供の教育に悩みながら、自分もまた勉強しなくてはと考え、しかしそもそも勉強とは何だっけ・・・と国語・倫理・歴史・自然科学等幅広い分野にわたって思い悩むドキュメント。