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ブックス・キューブリックのレビュー

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掲載レビュー全384件
 
あっぱれ!アボカド アボカドを“これでもか”とばかりに味わいつくす本 ますます大好き
happy time books
地球丸
税込価格  1,572円
 
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アボカドを初めて食したのは今から20年前、ニュージーランドにホームステイした時のこと。朝食にと、お父さんが庭からとってきたアボカドをパンに塗って食べさせられたのでした。正直言って、「なんだこれ!まず!」と思いました。・・・が、それから20年、日本でも近所の スーパーで手に入るくらいの気軽な食材としてすっかり定着しましたね。  栄養満点、美容と健康にもいい!というアボカドですが、料理法といえば、えびやまぐろとマヨネーズであえるくらい・・・?でも、この本を読んだら、こんな食べ方もあったのか!という驚きと発見の連続。そしてどれもこれも食べて見たい、と思わずにはいられないほどおいしそう。その他、アボカドにまつわるいろんなお話も載っていて、楽しい1冊です。・・・アボカド、私も育ててみようかな。ちなみに20年前はその味にびっくりした私も今では大好きです。 (2014年03月31日)
ヨーガンレールの社員食堂
高橋みどり/著
PHPエディターズ・グループ
税込価格  1,760円
 
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こんな社員食堂のある会社で働きたい・・・。 高い天井と大きな窓。そこからふりそそぐ太陽の光。 ヨーガンレールの社員食堂は、社屋の中で一番気持ちのよい場所にあります。吟味された素材や調味料を使い、有機野菜を中心とした肉・魚を使わないベジタリアンメニュー。5、6種類のお惣菜とスープ、玄米ご飯が、実働216日間、1日たりとも同じモノがかぶることなく日替わりで提供されています。普段は、社員の方以外には開かずの扉のこの社員食堂。こんなに素晴らしい料理たちが毎日並ぶと聞きつけて高橋みどりさんが1年間の取材の末、一冊の本にまとめて下さいました。簡単なレシピと料理の写真が、日記のように綴られた本書。毎日のおかずに困ってしまう、という方には、お役立ち間違い無しです。特別ではなく、日々繰り返される普段の食事だからこそ、なるべく「きちんと」いただくということ。「食」を通して感じられるその誠実な姿勢は、毎日をきちんと生きるということの、清清しさを教えてくれるようにも思えます。 (2014年03月31日)
東京の編集
菅付雅信/編・著
ピエ・ブックス
税込価格  3,630円
 
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「編集者は実際に何をする仕事だろうか?」そんな疑問を持っていませんか。その答えは、この本を読むと少しは理解できるはずです。見城徹、川勝正幸、後藤繁雄ら、11名の名物編集者のロングインタビューと作品図版約1000点を収め、同業者でもある著者・菅付雅信が自らの経験を踏まえてこの仕事の面白さと魅力を伝えています。雑誌の「an・an」「BRUTUS」「relax」「ソトコト」「宝島」「Ku:nel」、ベストセラー本の「大河の一滴」「人間の証明」「永遠の仔」など、誰もが知っている作品に、編集者である彼らがどれだけ重要な役割をはたしていたのかを垣間見ることができる貴重な証言の数々。全ての仕事に共通する、計画から実行し完成するには、何が大切なのかをこの本から多く学ぶことが出来ます。 (2014年03月31日)
ソニアのショッピングマニュアル 2
102 TO 201
ソニア パーク/著
マガジンハウス
税込価格  1,980円
 
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自らのセレクトショップも持ち、人気スタイリストとして活躍中のソニア・パークが彼女の経験と反省(?)を生かして選ばれたモノたちがずらりと並ぶ本です。2004年に1〜101というアイテムで第1弾が出版され(新装版が同時に発売されています)、今回は第2弾。あらためてこの2冊を見ていると、彼女がただ表面的なおしゃれ感覚やかっこよさで選んでいるのではないことがよくわかります。服、靴、雑貨、家具・・モノをつくっている人たちに思いを馳せ、作り手、買い手の愛情をも伝えようとしている文章がとても素敵です。おしゃれに関心があるひとはもちろん、そうでないひとにも手に取ってもらいたい、そんな一冊です。 (2014年03月31日)
D&DEPARTMENT DINING BOOK
ナガオカケンメイ/著 D&DEPARTMENT DINING/著
主婦の友社
税込価格  2,090円
 
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デザインとリサイクルを、消費する側から考えるデザイナーナガオカケンメイ氏率いるD&DEPARTMENT PROJECT。氏のデザインや仕事に対するスタンスは、著書『ナガオカケンメイの考え』でも述べられている通り「ヒト」ありき。そんな氏の考えが反映されたカフェダイニング。初めて人気のメニュー30品のレシピが公開されました。メニューはもちろんキッチン道具からカトラリーに至るまでスタッフみんなが良いなと思うものを選び、新しいメニューをつくるといえば、とことんまで考え抜き、からだにいいものを作りたいと思えば、自社農園まで作ってしまう。そんなスタッフたちの楽しげに働く様子や、迫力ある料理の写真などがおさめられており、視覚からも楽しめる1冊となっています。まだまだ進化中というこのお店の「現在」をどうぞご堪能ください。 (2014年03月31日)
夢をかなえるゾウ
水野敬也/〔著〕
飛鳥新社
税込価格  1,760円
 
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みなさん一度はどこかで置きものなど目にしたことがあるかもしれませんが・・・人間の身体と象の頭をもったインドの神様はご存知ですか?ガネーシャという名前がついている大衆神なのですが、その神様がこの本の主人公。毎日をなんとなく無為に過ごしている、現状に満足してないし人生をどうにかしたいけど、結局どうにもならないぐだぐだのサラリーマンの前にある日突然現れて、成功するための指南をしていく・・・。と、いうと単なる自己啓発書に思えるかもしれません。でもこの本の面白いところは、まず笑わせてくれる!(なぜかゾウの神様は関西弁) そしてわかりやすく簡単に書いてあるけど、内容は稚拙ではない!というところです。わたしはこれといって今の現状に不満は一切ないのですが、とりあえず試してみたいことが書いてあったので早速、始めました。(何を始めたかはヒミツ・・・)楽しいですね。改めてゆっくり考えてからはじめると、当たり前のこともとても新鮮に感じます。みなさんもこの本を読んでみて、簡単なことから行動を始めてみてはいかかでしょう? (2014年03月31日)
夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也/〔著〕
飛鳥新社
税込価格  713円
 
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みなさん一度はどこかで置きものなど目にしたことがあるかもしれませんが・・・人間の身体と象の頭をもったインドの神様はご存知ですか?ガネーシャという名前がついている大衆神なのですが、その神様がこの本の主人公。毎日をなんとなく無為に過ごしている、現状に満足してないし人生をどうにかしたいけど、結局どうにもならないぐだぐだのサラリーマンの前にある日突然現れて、成功するための指南をしていく・・・。と、いうと単なる自己啓発書に思えるかもしれません。でもこの本の面白いところは、まず笑わせてくれる!(なぜかゾウの神様は関西弁) そしてわかりやすく簡単に書いてあるけど、内容は稚拙ではない!というところです。わたしはこれといって今の現状に不満は一切ないのですが、とりあえず試してみたいことが書いてあったので早速、始めました。(何を始めたかはヒミツ・・・)楽しいですね。改めてゆっくり考えてからはじめると、当たり前のこともとても新鮮に感じます。みなさんもこの本を読んでみて、簡単なことから行動を始めてみてはいかかでしょう? (2014年03月31日)
おかずとご飯の本
高山なおみ/著
アノニマ・スタジオ
税込価格  1,760円
 
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毎日、栄養のバランスを考えながら、おいしいお料理をつくるのはとてもエネルギーを費やすことです。疲れている時などは献立もなかなか思いつかずに悩んだりします。そんな時に大活躍してくれるのが、この高山なおみさんの「おかずとご飯の本」です。まず、メニューがどれもおいしそう。そして、日常の生活で手に入る材料ばかり。家はレストランではないのですから、そんなところも大事です。そしてレシピが簡潔でわかりやすい。ほとんどが簡単に短時間でできるものばかりです。手間や時間のかかる料理も載っていますが、作ってみようという気持ちになるのは、余分な写真や文章がないにもかかわらず、ポイントがしっかり書いてあって迷わないから。それと本にビニールカバーがしてあること!水や油や粉が舞い散る台所で、この本を広げる人のことに配慮してあるなあ、となんだかうれしくなりました。 (2014年03月31日)
今日のつぶやき
リリー・フランキーとロックンロールニュース/〔編〕 リリー・フランキーとロックンロールニュース/〔編〕
宝島社
税込価格  1,430円
 
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『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』といった著作活動をはじめ、様々な分野で活躍し、本のイベント「ブックオカ 2007」の際には、文庫のブックカバーをデザインしてくださったリリー・フランキーさんや、スチャダラパー等が中心となって運営しているWEBサイト『ロックンロールニュース』で人気の読者投稿コーナー「今日のつぶやき」。毎日更新される「男のつぶやき」と「女のつぶやき」のうち選りすぐりのものが1冊の本となりました。日々の生活の中で思わず口から出た「つぶやき」は、しょうもないものから哀愁漂うものまで様々。そんな「つぶやき」の中には、椎名林檎や、松尾スズキといった著名人のつぶやきもまぎれていますので、探してみるのも楽しいのではないでしょうか。読後は、自分の生活も思わず「つぶやき」で表してしまいそうになりますので、ご注意を。 (2014年03月31日)
そうか、もう君はいないのか
新潮文庫 し−7−34
城山三郎/著
新潮社
税込価格  605円
 
通常1〜2日で出荷
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亡き奥様に捧げられた感涙の恋文、とのこと。未発表であったこの遺稿が城山氏の没後発見され今回の発表に至りました。そういえば写真家植田正治氏にも「僕のアルバム」という作品があります。植田氏の没後発見された愛妻を撮り貯めた写真たち・・・。女性としてはなんとも羨ましい愛の形ですよね。 (2014年03月31日)
常備菜の手帖 季節の素材を使った85の常備菜と応用料理
上野修三/著 村上一/著 平井和光/著 結野安雄/著 北岡三千男/著
柴田書店
税込価格  3,300円
 
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例えば今の季節なら、菜の花をたくさん知人にいただいた。数日内に食べきるには多すぎる。かといって、このまま萎びさすのは忍びない。何か上手く保存する方法はないものだろうか・・・などと思った経験はないでしょうか?そんな時に役立つのが本書。長年日本料理に携わっているベテランの方々が、あらかじめ作り置きしておけば、いつでも使える常備菜の作り方とその利用法を教えてくれます。紹介されているレシピは、常備菜を主役にしたものからお皿に添えると見栄えがするものまで季節を大切にしたものばかり85品。知っていると、ちょっと出来る台所人として、萎びゆく食材を横目に見ることもなくなるのではないでしょうか。 (2014年03月31日)
冷蔵庫のうえの人生
アリス・カイパース/著 八木明子/訳
文藝春秋
税込価格  1,320円
 
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冷蔵庫の上に残された母娘のメモのやりとりだけで話が進んでいくという一風変わった小説です。いつも忙しい産婦人科医の母と、ちょうど思春期まっただ中の15歳の娘が、それぞれの伝えたいことを日々冷蔵庫の上にメモ書きにして貼っておく・・・。その後、悲しい現実がふたりにふりかかってくるのですが、話だけを追っていくとありふれた内容といえるかもしれません。しかし、私たちが読むことができるのは短いメモだけ。だからこそ、2人の状況や心情を読み手に想像させるのだと思います。普通に"明日買ってきてほしいもの"のリストが淡々と書いてあったりすることで、余計に心が震えてしまいます。男の人も少し涙がでちゃうかもしれない、そんな本です。 (2014年03月31日)
適当日記
高田純次/著
ダイヤモンド社
税込価格  1,047円
 
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高田純次大先生の待望の1冊!その名も『適当日記』。岡本太郎氏の『自分の中に毒を持て』とリリーさんの『今日のつぶやき』に挟まれて当店の一角に並んでる姿は・・・。結構笑えます! (2014年03月31日)
スペインバルブック food & style
柴田書店/編
柴田書店
税込価格  2,640円
 
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今、日本各地で人気のスペインバル。「バル」とはカウンターがあり、注文したら短時間で出てくる小皿料理(タパス)があって、一人でも大人数でも気軽に飲める場所。日本流にわかり易く言えば角打(立飲み屋)と居酒屋を足して二で割った様な感じです。本場スペインの老舗と日本の人気店。それぞれの店の看板メニューとレシピ、店の歴史と特色を美しい写真を沿えて詳細にレポートしています。イベリコハムのカッティング講座、スペインスタイルのベシャメルソースの作り方など、めったに知ることが出来ない現地の料理人直伝の調理法は必読です。スペインバルの開業指南本として、タパス作りを極めたい方におすすめします。 (2014年03月31日)
本棚
ヒヨコ舎/編
アスペクト
税込価格  1,650円
 
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当店ホームページにも『あの人の本棚』というコーナーがありますが、本好きにとってはよその人の本棚というのはどうしても気になるもの。よそのおうちにお呼ばれしても、不躾かなあと思いつつ、思わず見入ってしまいますよね。読んでる本でどんな人かと判断を下すほど、人って簡単ではありませんが、その本棚に意外な本が並んでいたりすると、、、、へぇ〜っと感じ入ったり、時にはそれまでなかったような好感を覚えてしまったり・・・と、簡単なのは私のほうですね(笑)。そういう本好きあるいは「本棚覗き見好き」には垂涎の一冊がこの『本棚』。みうらじゅん・中島らも・角田光代ら総勢15名の作家達のプライベート本棚が、写真+本にまつわる思い入れたっぷりコメントと共にずらりと並んでいます。今回の芥川賞・直木賞の受賞者川上未映子さんと桜庭一樹さんの本棚も登場!本棚作りの参考に、今後の読書計画の刺激に作家の本棚覘いてみて下さい! (2014年03月31日)
漬け物のある暮らし
西日本新聞ブックレット 21 シリーズ・食卓の向こう側
西日本新聞社/編著 築上町町民つけもの博覧会実行委員会/監修
西日本新聞社
税込価格  880円
 
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西日本新聞に連載されているシリーズ「食卓の向こう側」からまた新しくブックレットが出ました。今回は糠漬けがテーマ。糠床づくりの基本、漬ける野菜の選び方、保存方法、手入れの仕方・・などなど分かりやすい文章と美しい写真で綴られています。20代の糠漬け初心者さんから70歳のベテランさんのお話もあり、糠漬けの歴史は家の食を守ってきた日本女性の歴史でもあるのだなあとしみじみ感じました。そういえば、最近出版された小川糸さんの「食堂かたつむり」も、糠床が、ものがたりの大事な役割を果たしています。店頭にありますので、こちらも合わせて読んでみられたらいかがでしょうか。 (2014年03月31日)
女子の古本屋
岡崎武志/著
筑摩書房
税込価格  1,540円
 
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雑誌「クウネル」が出現してから5年以上が経過。生きていくために一番基本的な、「食べる」「暮らす」の心地よいスタイルを提供してくれるこの雑誌に、創刊と同時に多くの女性が「クウネル」系の一員となりました。クウネルがこれだけ多くの女性に支持されるひとつの要素として、規模や種類の違いはあれど、自分の好きなもの・大切にしたいものを源にした新しい「自己表現」の形を提案してくれるからのようにも思えます。「女子の古本屋」は、そういった「自己表現」を「古本屋」という形で実現したした女性13人の物語。しかし、「自己表現」のためだけで生きていけるほど「古本屋業」も甘い物ではありません。店内のほのぼのした雰囲気、やさしい絵本たち、ゆっくりと流れる時間・・・。しかし、その空間を作り、維持するために彼女たちが払っている努力は並大抵の物ではありません。「古本屋として生きていく」そういう、凛とした確固たる決意を感じます。そうでなければ、別のアルバイトをしながら、お店を続けたりなんて出来ませんよね。本が好きだから、本で生きていく。とってもシンプルだけど多くの人が実行できないでいるこういう生き方に、ジャンルを超えていろんな「働く人」たちはきっと励まされるのではないのでしょうか。わたしはすごく、勇気をもらいました。  (2014年03月31日)
シルバースプーン
〔Eat creative/訳〕
ファイドン
税込価格  8,778円
 
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イタリア料理の「スゴイ本」が出ました。何がスゴイかというと、その圧倒的なボリューム!!厚さ6センチ、1200ページにわたってギッシリ詰め込まれたイタリア料理のレシピはおよそ2000。圧巻です!本場イタリアでも「イタリア料理のバイブル」として50年以上もベストセラーとなっている本書。食材ごとに構成された家庭的な伝統料理に加え、巻末には世界的名声を誇るシェフが本著のために用意した特別メニューのレシピが掲載されています。今回の日本語翻訳版発刊にあたり、日本からは「イル・ギオットーネ」「ピアット・スズキ」のシェフたちも特別寄稿。イタリア料理好きな主婦の方にも、イタリアンの料理人を目指す方にとっても、一生物の「イタリア料理本」。本棚の重鎮に据えてみてはいかがでしょうか??  (2014年03月31日)
日本民芸館手帖
日本民芸館/監修 日本民芸協会/監修 日本民芸館学芸部/編集
ダイヤモンド社
税込価格  1,980円
 
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今となっては日常的に使われている「民藝」という言葉をもともと作り出した柳宗悦。思想家、美術評論家として有名ですが、その彼が初代館長をつとめたのが現在目黒にある、日本民藝館です。この本にはその民藝館が作られるに至った思いがみっちりと詰まっています。高名な作家の作品ではなく、無名の庶民の生活の中で作られ、使われ、育まれた『もの』に本当の美というものを見た宗悦。そんな心が伝わってくる作品たちを鑑賞し、そしてときおり挿まれている「柳宗悦の言葉」を読むと、つい深く深くうなずいて心がジンとしてしまいます。息子さんで、工業デザイナーの柳宗理も後に日本民藝館の館長をつとめられましたが、彼の、父に対するいろいろな思いも語っており、写真だけでなく読み物としても楽しめる1冊です。 (2014年03月31日)
詩の玉手箱
三木卓/編・解説 柚木沙弥郎/絵
いそっぷ社
税込価格  1,760円
 
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「詩って何から読んだらいいかわからない」という人にオススメ!
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詩って難しい、どれから読んだらいいかわからないと思っている人は結構多いと思うが、そんな人にぴったりの本が出たのでぜひご紹介したい。 この本は、詩人の三木卓さんによって各月ごとに選ばれた、4月から12カ月間の詩のアンソロジーだ。表紙に書かれた「意表をつく51編の名詩」というコピーに惹かれて手にとったのだが、一番最初に載っている中原中也の『春と赤ン坊』という詩に、まさに意表をつかれた。 菜の花畑に赤ん坊を寝かせた情景を詠んだ詩なのだが、柚木沙弥郎さんの味のあるイラストが絶妙な効果を発揮し、詩を読んでかつて味わったことのないほどにイメージがふくらんだ。そして、それを解説した三木さんの文章がまたいい。「なによりも言葉が生きている!と感じられるような詩を集めてみました」とのことで、詩ってこんなに気持ちいいものだったんだと認識を新たにすること請け合いだ。 (2014年03月31日)

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